『あぁ、愛しき古生物たち~無念にも滅びてしまった彼ら~』でゆるーく進化について考える
昔、家族でいった恐竜博でステゴサウルスを見てから恐竜好きな私。
もちろん「ジュラシックパーク」は全作見ています! トイレに逃げ込んだ弁護士が便器に座ったままティラノサウルスに食べられるシーンは巻き戻して何度も見ました(笑)
恐竜の魅力って、滅んでしまった彼らが実際にどんな姿でどの様な生態だったのかは未だ謎に包まれてるところなんですよね。
恐竜とか絶滅した古生物の話って結構男の人の反応もいいんで、もっと調べて面白い古生物がいたらその知識を飲み屋でひけらかそうって思うんだけど、博物館に足を運んでとか図書館で本を借りてとか、私にとってはカロリーが高いんですよね…。
そんな時に発見しました!
伊勢出版が制作している【あぁ、愛しき古生物たち~無念にも滅びてしまった彼ら~】です。
150以上の絶滅した古生物たちが1ページに1体、簡潔かつ分かりやすい説明が、イラスト付きで紹介されているんです。
まさに広くゆる~く古生物に触れたい私にうってつけの1冊!
個性爆発の古生物たちを知ることで「進化とは何か」とゆる~く考えることが出来ます。
この本を楽しむ方法を伝授!
この本を何倍も楽しむ方法を伝授します!
まずは見開き2ページに渡る年表で、どれくらい昔にどんな感じの古生物がいたのかをざっくり見てみます。
そうすることで、進化の足跡を知ることが出来るんです!
「私が推しメンの『ステゴサウルス』は約2億100万年前~1億4500万年前のジュラ紀を生きたのね~」って確認後に、6億3500万年前の先カンブリア時代に生きた生物『ディッキンソニア』を見ることで、なんとなくフォルムの違いなどで進化を感じることが出来ます。
古生物の魅力って時代を知ることでさらに深まっていくんですね。
好きな古生物を見つける上で、生きた時代年表がなんとなくわかると【あぁ、愛しき古生物たち~無念にも滅びてしまった彼ら~】がより一層楽しめますよ!
気になった古生物をご紹介!
ここで私が気になった古生物を少し紹介します。
まずは『テリジノサウルス』。
中生代白亜紀に生きた恐竜で、その特徴は「長い爪」です。
骨化石で残っている爪から想像するに約1メートル位の長さの爪を持っていたとされ、生物界で最も爪の長い動物です。
しかしながらこの爪、その役割が全くわかってないんですって(笑)
鋭さがまるでなく、長いだけの爪だったようです。
攻撃することのない草食性のテリジノサウルスがなぜこんな爪だったのか。
そういえば陸上選手のジョイナーも爪長かったなぁ。
続いて紹介したいのが史上最大級の翼竜類とされている『ケツァルコアトルス』です。
翼を広げれば12メートルあって、小型飛行機並みの巨体です。
そんな翼を持つこの生物の最大の謎が「空を飛べたかわからないこと」(笑)
風を使ってうまく飛んでた説もあれば、巨体過ぎて飛べなくて地上で小型恐竜をおっかけてたなんて説もあります。
私はもちろん後者の説推しです。
こんなおちゃめな古生物がたくさん登場するので、クスッと笑いながら古生物を学ぶことが出来ますよ。
謎が多いからこそ古生物にハマる
古生物は化石からでしかその生態などを知ることが出来ません。
その生物がどのように生きていたのかも、どんな色であったのかも憶測の域です。
しかしたくさん謎があるということはそれだけ自由に想像することが出来るということですよね。
「きっとこうなんじゃないか?」「いや私はこう思う!」といった空白の部分を想像する楽しみが古生物にはあるのです。
敷居が高そうな古生物学に楽しくゆるく学ぶことができるこの本はオススメの一冊です!
ぜひ【あぁ、愛しき古生物たち~無念にも滅びてしまった彼ら~】を読んで、お気に入りの推し古生物を見つけてください。