「いつも自宅に名店ラーメンを。~日本のお取り寄せラーメン100選~」制作の舞台裏
「ISE-BOOK NEWS」と題した、弊社の最新情報を発信するコーナー。2本前の記事より、伊勢自ら書いたほうが何かと会社のPRになるのではないかと思い立ち(※今更感)、今後は制作したものについてのアレヤコレヤを比較的ユルめにお伝えしていこうと考えています。
ということで、2022年最後のビックプロジェクトが、「宅麺.com」というラーメンお取り寄せサイトの公式ムック本の制作。コロナ禍の影響もあり、テイクアウト需要やお取り寄せ需要が伸びるなか、一気に急成長を遂げてきた宅麺さんが、自らタクトをふるって制作に乗り出したファン待望の1冊、その制作の舞台裏をお届けいたしましょう!
題して、「いつも自宅に名店ラーメンを。~日本のお取り寄せラーメン100選~」。
制作を開始するキックオフミーティング時から、「ただの商品カタログ本ではなくて、自宅に飾っておけるカルチャー誌のような表紙、中身にしたい」というのが、「宅麺.com」を運営する「グルメイノベーション」の皆様のお考えでした。
制作をご依頼頂けた理由
グルメイノベーションさんにとっての一大プロジェクトでもあるムック本の制作、そんな重大なミッションを弊社に託して頂けたのはなぜなのか? 経緯としては、弊社が以前制作した、「一風堂FANBOOK」(宝島社)の誌面づくりが、まさにデザイン性を重視した内容となっていたため、その部分への期待感からご発注頂くに至ったというわけです。
おかげさまで、「一風堂」だけでなく、これまでに「焼肉きんぐ」や「はま寿司」、「銀だこ」に「丸源ラーメン」と、宝島社さんの飲食店FANBOOKシリーズを手掛けさせて頂いていることもあり、飲食関連のブランドブックにかんしては、それなりの経験値、ノウハウがついてきていることは確かです。そして、今後も弊社のひとつの強みとしてさらなる強化を目指したいと考えていたところでしたので、本誌制作は願ってもない、というより、喜んでお手伝いさせていただきたい1冊だったのです。
まずはトップのインタビューから
制作開始のゴングは、2022年初夏には鳴っていて、8月にスタッフミーティングを実施、9月より本格的な取材や撮影を開始しました。
これまでに飲食店ブックを制作してきたチームとしてのモットーのひとつに、「まず最初にトップの方のインタビューをさせて頂く」というものがあります。一番最初にそのブランドを取り仕切るキーとなる人物のお話を聞くことで、彼らの扱う商材に対しての想いや熱意、展望などに触れることができるからです。そして、さらに、トップの方々のもつ哲学や美学には、感銘を受けることが多いため、制作チームの心を熱くさせるという効果もあります。
ということで、誌面では巻末で掲載している、「創業者インタビュー」ですが、制作プロセスとしては、最も早い段階で実施させて頂きました。創業者・井上琢磨さんの相棒にして共同創業者の野間口兼一さんの宅麺スープすすりシーンを横からパシャリ。このとき、はじめて〝できたて〟の宅麺と出会いましたが、それはそれは美味しそうで……。
スタッフさんの調理の手際の良さもラーメン店の店主なみ!
巻頭グラビア撮影
巻頭コーナーでは、Special Gravureとして、「宅麺のある日々」と題したグラビアを展開。人気ラーメン店の行列に並ぶ人々にはじまり、それらのラーメンを自宅で友人や家族と楽しむ人々を描きました。
ラフをしいたのは、本誌含め様々な飲食ブランドブックのチーフ編集を担当してもらっているフリー編集者の藤谷良介氏。
彼の書くラフは、〝編集者のお手本〟のような美しきラフで、この機会にちょろっとだけ公開。絵心満載の方にしか作れない、デザイナーが喜ぶ完璧なラフです。ちなみに、伊勢のラフは、お見せできるようなシロモノではありません(笑)。
手前でパソコンモニターをチェックしているのが、Mr.藤谷。カメラマンは、これまた、FANBOOKシリーズで毎度お世話になっている上樂博之氏。カメラの腕もさることながら、おしゃべり好きなMr.上樂がいると、場の雰囲気が明るくなるため、現場にいてほしいカメラマンさんです。
出演くださった方々
イカついインスパイア系のラーメンを美味しそうに頬張ってくれたのは、新宿ゴールデン街「モンゴリアンドランク」で働くKaor!♡さん。お隣で満面の笑顔を浮かべている美女は、役者の松井花音さん。「いくらでも食べられそう!」と、和気あいあいと楽しそうに実食してくれました。
続いて登場するのは、ファミリーチーム。足立区で活動するキッズパフォーマンス集団「ほしかぜ」のメンバーたちから抜擢した竜ちゃんとニコちゃん、そして、ニコちゃん母。
さらに、父親役には、ラーメン大好きだという役者の向井康起氏を起用。
宅麺を中心に、一家団欒を演出しました。
スープアレンジレシピ撮影
続いて、「宅麺スープアレンジレシピ」という企画。こちらは弊社のリビングルームをスタジオにして撮影。フードコーディネーターの末森陽子氏監修の、バリエーション豊かな宅麺スープを使ったアレンジレシピをつくって頂きました。
多数のレシピ本を手掛けてきた弊社ですが、こちらの事務所に引っ越してからは初の料理撮影。キッチンも充実しているリビングなので、はじめてスタジオとして利用してみました。末森さん曰く、「全然、ここで撮影いけちゃいますね!」とのこと。どなたか、レシピ本、つくりませんか?
そのほかにも、人気ラーメンYouTuber・SUSURU氏による宅麺の魅力解説や、行列店の宅麺製造現場に密着取材、クラウドキッチン社会科見学、さらには、ラーメンフリークとして知られる柄本佑氏のインタビューなど、宅麺のラーメン以上にもれなく美味しい企画が目白押し。取材に行くたびに感激・感動し、気がつけば制作チーム一丸となって宅麺のファンとなりました。
宅麺ムックを購入すればお得なクーポンもついてくる
宝島社のFANBOOKシリーズもそうですが、今回の宅麺ムックにもお得なクーポンがついてきています。
見本誌はほとんど配布してしまったため、伊勢もAmazonで取り寄せて、さっそくクーポンを使って購入!
商品は年末に届くそうなので、年明けの新年初ラーメンは宅麺を楽しむことにいたします。
ぜひ、みなさんも、「いつも自宅に名店ラーメンを。」してみてください。