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まるで絵画!【地球で一番美しい教会】で教会の圧倒的美しさに酔いしれる

建造物の持つ美しさにハマること30年。
国内の様々な寺院や歴史的建造物に赴いては、その美しさに魅了されてきました。
国内だけでなく世界にある歴史的建造物も好きで、死ぬまでにこの目で見たい建造物をリストアップしては、想いを馳せている毎日です。
そのリストで多くチェックしている建造物が「教会」です。
教会って外観はもちろん、その内観の圧倒的な美しさに心が奪われますよね。
ぜひこの目で見たいけど、今はなかなか国外に行けない状況が続いてますよね。
そんな時に手にしたのが【地球で一番美しい教会】です。

世界各国に存在する54もの美しい教会が紹介されています。
今まで教会に興味のなかった人もぜひおすすめしたい一冊です。
早速紹介していきたいと思います。

ミラノ1の観光名所!ミラノ大聖堂の135本の尖塔に圧巻!!

ミラノ大聖堂は1300年代から着工が始まり、完成まで約5世紀という長い年月がかかっている世界最大級のゴシック建築です。
135本の小尖塔と3000体以上の彫刻に装飾される豪華な外観が有名です。
特に彫刻の中で目を引くのが聖バルトロメオの彫刻です。
小尖塔の魅力をより感じるには、屋上に行くのがおすすめです。
尖塔の先には、それぞれ別の聖人が立っていて、一番高い尖塔の先には黄金のマリア像が立っています。屋上からも眺められます。
また、内部の何十枚ものステンドグラスは、一枚一枚に聖書の内容を伝えるデザインが施されています。
日中だけでなく、夜もライトアップされて一段と美しくなるので人気の観光名所になってます。

世界最大!ケルン大聖堂のスケールの大きさに驚愕!!

神様の国である「天」を目指した大聖堂。
その高さはなんと約157メートル!横幅も約145メートルとゴシック建築の聖堂としては、世界最大の大きさを誇っています。

美しい二つの塔がそびえる姿は街の遠くからも見ることができ、その荘厳な佇まいに心打たれるでしょう。
大聖堂内には、バイエルンの窓と呼ばれるステンドグラスがあり、太陽の光に照らされたステンドグラスは神々しく輝き、見る人に感動を与え、聖堂内に柔らかな光をもたらしてくれます。
天高くそびえる南側の塔には展望台があり、100メートル近い高さまで登る事ができます。
533段の階段を上る必要があるので、膝のケアは忘れないようにしなきゃですね。
あまりにも大きい大聖堂なので、近よりすぎると全体像を見ることができないです。
少し離れた場所から見るのがおすすめなようです。

3世紀の時間をかけて完成!イベリア半島初のゴシック様式、ブルゴス大聖堂!!

建設期間が3世紀という長い時間をかけて完成したブルゴス大聖堂。
イベリア半島初のゴシック様式の大聖堂で、世界文化遺産にも登録されています。

内部は大変広く、23もの礼拝堂があります。
中でも「コンデスタブレ礼拝堂」がおすすめで、中央の祭壇の飾り壁、左右にある飾り壁が、精巧・緻密な造りでありながら豪華絢爛で見る人を圧倒します。
礼拝堂の形は六角形なんですが、見上げると、途中から壁面が八角形となり、そこから天井は星形になっています。

星形の天井は透かし模様となっていて、明るい光が差し込みます。
ゴシック様式の手法がこの天井に取り入れられているそうです。
ステンドグラスから差し込む光が幻想的な空間を作り上げています。

美しいものに宗派・信仰はナシ!教会好きになるのは今日かい!?

世界各国にある教会。
歴史ある建造物はその歴史的背景を知ることで、さらに興味が深まりますよね。
特に何世紀もかけて完成した教会の持つ魅力はとてつもないものがあります。
字が読めない人々のために聖書の内容を一枚一枚ステンドグラスにしたり、全ての装飾品が意味を持っていて連動し、一つの大聖堂になっていることに圧倒されました。
それぞれの発展を遂げ、今日に至っている教会。
大自然の中にひっそりと佇む教会もあれば、住宅街の中にそびえ立つ豪華絢爛な教会もあり、どれもその土地にしかない美しさを兼ね備えたものばかりです。
宗派や信仰を一旦置いといて、ただ美しいものを感じるのはいかがでしょうか。
【地球で一番美しい教会】を読んで、さらに自分のお気に入りのオンリーワンの教会を見つけてはいかがでしょうか。

よむよむライター・太田ウシ美

「地球で一番美しい教会」(笠倉出版社)

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