【パパだって育児したい!】♯2おっぱいがでない
パパ連載だけど 今回はよく考えたらほとんどママの話でパパは見守ってるだけっていう。
そのせいでイラストレーターさんが最初にあげてきてくれたラフでは
ぼくがまったく描かれてなかったよ!(ある意味 当然)
いや ママのなやみは パパのなやみだから・・・(震え声)
♯2 おっぱいがでない
出産後の入院中
妻は 授乳がうまくいかないと
とても なやんでいました
うまく くわえさせないといけないらしいのですが
これが慣れるまではなかなかむずかしいそうで
しかも かんたはとっても ねぼすけ
おっぱいを飲んでいても つかれると すぐ寝てしまう……
「ほら かんた ちゃんと飲んで……」
いや、それ指!
(かんたは よく まちがえます)
(テキスト・ぱぱめがね / え・みやたみく)
おまけのはなし
母乳トラブルは だいたいのお母さんが通る道なのだそうです。
なにせお母さんも 赤ちゃんもはじめての授乳ですから うまくいかなくても当然・・・
かんたが おっぱいではなく まちがえて自分の指をくわえてしまうのも また当然・・・
でも 妻からすれば
「赤ちゃんが飲みたくて泣いてるのに うまく飲ませてあげられない」
というもどかしさをダイレクトに感じているんですよね。
なので、思わず妻の目から涙があふれてきて助産師さんが焦るみたいなことがありました。
ぼく自身もやっぱり妻が悲しんでいるのを見て 心が痛みました。
母乳が出やすいか出にくいかは体質ですもんね・・・
でも、案外どう声をかけていいのかわからないもので
「母乳出ない人もいるけど赤ちゃんはちゃんと育ってるから大丈夫だよ」
とか言ってはみるものの ぼくが言ったところで説得力ないですよね。
でも 結果的に助産師さんのアドバイスも同じでした。
「母乳がうまくでない時に粉ミルクをつかうことは全然問題ない」
調べてみると 最近は医学的にもそういう話になってきているそうです。
ジャーナル記事で小児科専門医の森戸やすみ先生がくわしく説明していらっしゃいますが、母乳にかんする情報の多くは医学的にはそこまで支持されているものではないそうです。
詳しくはシノドスの記事「母乳育児推進の問題点――粉ミルクは本当に悪いのか!? 2016.01.14」をご覧いただきたいのですが、森戸先生曰く
「粉ミルクだと必ずアレルギーや発達障害になる」「母乳で育てられたこどもはIQが高くなる」説をはじめ、母乳のメリット・粉ミルクのデメリットをうったえる説の多くは根拠にとぼしいか大げさに伝えられているものが多いといいます。
また、母乳にこだわりすぎるあまり授乳量が確保できず、赤ちゃんが十分な栄養や水分を取ることができなくて後遺症が残ったり、最悪死に至ってしまう痛ましいケースが増えているとも指摘されています。
もしも、母乳がでなくて粉ミルクを与えていることに罪悪感を覚えているママさんがいるなら、少しでもこうした記事で安心できるといいのですが・・・。
なお、同じ記事によれば母乳の分泌量については個人差があるものの、母乳の出が悪くても時間が解決してくれる問題らしいです(この基準も目安なので深刻にとらえすぎないでくださいね)。
産後2~3日の間に90%以上の母親で、多かれ少なかれ母乳分泌が開始します。産後4日目頃から徐々に分泌量が増加し、2~3週間後までに安定してくるといわれています。
実際 妻とかんたもなんとか授乳に慣れてきました。
出産から1か月経った今では
ゴクゴクおっぱいを飲んで ゲップがでなくて うなって 吐いて をくりかえすまでに成長(?)しています。
あとは ゲップさえうまくなってくれたら 安心なんですけどね・・・