【マンガ＆グラレコお悩み相談室】「俺の指令を聞け～♪」
【10万人のお顔を見た似顔絵師がお答え！ 漫画＆グラレコお悩み相談室】テレビ出演もする似顔絵師・金井香澄は、今まで、10万人以上の人たちのお顔を描いてきました。描く最中に、彼、彼女たちと会話することでたくさんのお悩み相談にものってきました。その経験をいかして、Web上のお悩み相談室をはじめます！
ストレス社会絶世期の現代、人間関係に対する悩みや不満、不安など、誰にでも少なからず抱えている問題があると思います。
そんな悩みを解決するにはどうしたらいいのでしょうか？
さまざまな自己啓発本やコミュ力アップのメソッドがあふれていますが、似顔絵を描くことで直接人と触れ合い、語り合ってきた似顔絵師が、経験談を紹介しつつあなたのお悩みを解決します。
「同僚や部下に指令を出しても意図や希望が伝わりません」
＜お悩みNo.11＞数年前から所属部署の主任となりました。職種の都合で、「今すぐ資料を用意して欲しい」というケースが多いです。その際、自分が同僚や部下に指令を出すのですが、急な依頼に対して、「ムリです」の一言で一蹴されてしまうことが多々あります。どうすれば上手に人を動かすことができるのでしょうか？
「いいから！とにかくやってくれ！」と言っていませんか？
急な用事が舞い込んでくると、「とにかくさっさと片付けなければ！」と思いがち。
それが自分ひとりでできることならばまだしも、誰かの手助けが必要な仕事の場合はそうもいきません。
そんなときに、同僚や部下に急な仕事を頼んでも、「こちらにも都合があります！ ムリです！」と断られることもしばしば。
「なぜ、彼らは自分の頼みごとを聞いてくれないのだろう？」
と、怒りや悲しみを感じてしまうかもしれないですが、ちょっとココで冷静に状況を分析してみましょう。
「相談事の要点を相手にちゃんと伝えてますか？」
もしかしたら、相手が事態を正確に把握できれば、「それは私も力を貸さないと！」という気持ちになるのではないでしょうか？
「伝わらない」は、「伝えない」より罪が深いことです。
相手に動いてもらわないと問題が解決しない場面では、「きちんと意図を汲み取ってもらう」ための工夫が必要！
まずは、「誰が」「何を」「いつまでに」「どうしたい」を、相手に伝えられるよう、自分の中で整理整頓してみるのがいいかもしれません。
自分だったら、どう伝えてもらったら正確に把握ができるだろうか？ という視点で考えてみてください。
すっきりと要点をまとめることができれば、相手にも具体的な指示ができます。
具体的な指示のおかげで相手は気持ちよく仕事ができ、自分は希望を叶えてもらえる。
まさに、win-win！
どんなときでも冷静に、かつ具体的なお願いができるように、意識してみてはいかがでしょうか？
本日のグラレコ
【グラレコとは？】グラフィックレコーディングの略。会議での議論やミーティングの流れをビジュアル化し、参加者と共有する手法のこと。その場にいるメンバーの思考をリアルタイムで視覚的にわかりやすく伝えることができるため、アイデアを出し合う場や会議の内容をまとめることにも役立ちます。本連載では、皆さんの悩みの情報を整理し、視覚化することで、心の整理整頓促につながると考えています。
＜お悩み募集！＞読者の皆さんからのお悩みを大募集します。仕事での人間関係や家族間でのトラブルなど、コミュニケーションでお悩みの方は、お問い合わせフォームより、どしどし御連絡ください。
金井香澄は似顔絵師としても活動中！ 以下の通販ショップで似顔絵お描きしています。
