【東京御朱印、ここがすごい!】大國魂神社(府中市)の御朱印と全国総社会の御朱印帳
緑豊かな府中市にある古社・大國魂神社の御朱印と、そこで購入できる全国総社会の御朱印帳をご紹介いたします。大國魂神社は、武蔵国総社で、東京五社の一社。武蔵国の一宮から六宮までを合わせ祀るため、「六所宮」とも呼ばれる歴史ある神社です。お祀りされる大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)は、人々に衣食住の道を教え、医術やまじないも授けたとされます。
福神、または縁結び、厄除け・厄払いの神として知られる神さまです。
線の細い独特の書体と朱印が見事にマッチした美しき御朱印
【御朱印解読】大國魂神社印と社名の墨書きが書かれたシンプルな御朱印ですが、線の細い独特の書体と朱印の字体が見事にマッチした美しい御朱印です。
【ここに注目!】「武蔵総社」の墨書が誇らしげに書かれています。総社とはその地域の神社の祭神を集めて祀った神社のことで、大國魂神社の境内地に武蔵国の国府があったということです。
【そのほか頂ける御朱印】例大祭やその他期間限定の御朱印は授与されていないようです。
境内散策~新撰組ゆかりの場所でもある緑豊かな広い境内
【御祭神】大國魂大神、小野大神・小河大神・氷川大神・秩父大神・金佐奈大神・杉山大神・御霊大神・国内諸神
【御神得】縁結び、病気平癒、厄払い、交通安全、家内安全、学業成就、商売繁盛
【由来】大國魂神社の創建は景行天皇41年(西暦111年)と伝えられ、1900年以上の歴史があります。古くは六所宮と称し、武蔵国内諸神を祀る武蔵総社として古来より近隣の崇敬を集めてきたといいます。現在の本殿は、徳川4代将軍家綱の再建の命により、寛文7年(1667)に完成したものです。大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)や六祭神など多くの神々を祀っています。文久元年(西暦1861年)には、大國魂神社で近藤勇の天然理心流4代目襲名披露試合が行なわれるなど、新撰組ゆかりの地でもあり、土方歳三の生涯を描いた司馬遼太郎の小説『燃えよ剣』の冒頭は、大國魂神社の例大祭「くらやみ祭」の場面が描かれたりもしています。例大祭の「くらやみ祭」は、関東三大奇祭の1つに数えられている祭りとして有名です。
【中雀門】境内は多くの社殿からなるほか、重要文化財の木造狛犬を初めとした文化財を多数伝えています。
【随神門】平成23年に大國魂神社御鎮座壱千九百年事業として改築されました。
【参道】鳥居から馬場大門へと続くケヤキ並木は、国の天然記念物に指定されています。
【御朱印帳】大國魂神社で頒布されている全国総社会のオリジナル御朱印帳。旧国名が書かれた日本地図がデザインされたユニークな御朱印帳です。全国の総社が印刷された一覧表も付属していました。各地の総社巡りをしてみるのもよいかもしれません。
【くらやみ祭り】大國魂神社最大の祭典である「くらやみ祭り」は、毎年ゴールデンウィーク中に行なわれます。今年は新元号へと移り変わる期間なだけに、今まで以上の祭礼となりそうです。
【ピックアップ!】本殿に向かう参道の途中の左手にあるのが、「宮乃咩(みやのめ)神社」。ご祭神は、安産の神・演芸の神「天鈿女命(あめのうずめのみこと)」で、本殿と同時代の創建とされる歴史ある摂社です。北条政子が安産祈願をしたという伝承があることから、安産祈願に参拝する方が多い神社です。
【ピックアップ!】大國魂神社は、酉の市でも有名です。年末になると商売繁盛を祈りにくる参拝者でにぎわいます。
御朱印愛好家からの推し言葉
都内にありながら緑豊かな広大な敷地と歴史を誇る大國魂神社。
歴史散歩としてお出かけしてみてはいかがでしょうか?
【データ】
大國魂神社
〒180-0023
東京都府中市宮町3-1