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千貫神輿の鳥越祭り! 鳥越神社の例大祭限定御朱印とは?【東京御朱印、ここがすごい!】

関東最大といわれる千貫神輿の神輿行脚で有名な鳥越神社の鳥越祭り。「火事と喧嘩は江戸の華」を象徴するような喧嘩祭りとしても知られいて、はじめて見た観光客はその迫力に度肝を抜かれるといわれます。そんな華やかな鳥越祭り、記念すべき令和最初の大祭は68日、9日に行なわれます。小雨ふりしきる祭りの前日、限定御朱印が頂けるということで、祭りの前に鳥越神社に参拝してきました。

そして、「Be More」編集部のある「浅草橋」から近距離ということで、同編集部が新たに立ち上げた地域密着サイト「浅草橋を歩く。」とのコラボ記事ということにもなりますー!

鳥越神社大祭御朱印は書き置き対応です。

【御朱印解読】祭りが実施される8日、9日と前日の7日にだけ頂くことができる御朱印のため、書き置き御朱印のみの対応となっています。やはり、当日の混雑はすさまじいということから、こういった対応がとられているようでした。

【ここに注目!】向かって右側の猪と夜祭の絵は、宮司さんが描かれたものだそうです。千貫神輿の周囲に飛んでいる鳥は、御由緒にある白い鳥でしょうか?

【そのほか頂ける御朱印】境内社である志志岐社と福寿神社の御朱印も授与されています。特別御朱印も含めてすべて初穂料は500円でした。

境内散策~高台だからこそ感じることができる風が心地いい

【御祭神】日本武尊 【相殿】天児屋根命、東照宮公

【御神得】商売繁盛、安産・子育て、開運厄除け

【由来】鳥越神社の創建は古く、今から約1360年以上も昔、村民たちが日本武尊を白鳥明神として奉祀したことが起源とされています。その後、前九年の役の際、源義家がこの地を訪れて鳥越大明神と改めました。なぜ、「白鳥」から「鳥越」となったのか気になりますが、それは境内の手水舎に掲げられた「鳥越神社御由緒」から抜粋してみると紐解けます。

“祭神日本武尊がおたおれの後白い鳥におなりになったと言う傳へから起って居りまして尊をお祭りした御社にて多くこの御社名があります然るに今から八百五六十年も昔の永承年間の頃かの名高い八幡太郎義家公がお父上の頼義将軍と奥州征伐に、おいでになりました時、その頃は此の辺が一面の海でしたから向ふ岸に渡ることが出来ないので河原に陣をしいて、どこかに浅瀬がないものかと色々お探しになりました所がその時白い鳥が飛んで来て何か教へる様に見えましたのでその鳥の行くえをお探しになりますと、なんとなく浅瀬がわかりましたから直ちに軍勢をやすやすと渡すことができました”
(鳥越神社手水舎に掲げられた御由緒より引用)

そう、つまりは、その白い鳥の案内があったからこそ義家公は渡河することができたのです。そして、彼がこの場所は何という地名なのかと聞いたところ、日本武尊をお祭りした白鳥大明神の鎮座所という答えがかえってきたため、「鳥の越えて浅瀬を教えられた」由縁をもって、鳥越大明神の社号を奉ったということだそうです。

【境内】向かって奥に社殿があり、左側に手水舎、右側に社務所があります。中央には、鳥越祭りで使用すると思われるテントが設営されていました。

【手水舎】立派な屋根をもつ手水舎。御由緒も掲げられています。

【電光掲示板】あまり見かけたことのない神社案内をしてくれる電光案内板がありました。御由緒だけでなく、境内案内から参拝方法、神道とは? に至るまで、様々な情報を知ることができるようになっています。

【福寿神社】境内社である福寿神社。お稲荷さんである倉稲魂命、七福神の大黒天神と恵比寿神、そして、菅原道真公が祀られています。

【志志岐神社】安産を守る神・豊玉姫命を祀る境内末社。産婦社域内の御石を頂き安産を祈り、お礼に御石を納め箒を納める風習があるそうです。

【狛犬】たくましい筋肉が美しい狛犬。ちなみに、左右どちらの狛犬にも、狛犬としては珍しい「男性器」がついています。安産祈願の社でもあるため、そういった意味合いもあるのかもしれません。しかし、私もこういう狛犬がいることを初めて知りました。

【千貫神輿】「千貫神輿」とは、祭礼などで使用される神輿の中でも特に大きいもののことを指し、「千貫」の千は約3.75トンに相当するとされます。なかでも、鳥越神社の御本社神輿は関東最大級を誇り、元祖千貫神輿として全国にその勇壮が知られています。また、巨大な胴に比べて担ぎ棒が短くて太いため、担ぎ手ひとりの負担が大きく、さらに狭い下町を渡御するので、難しい神輿渡御のひとつとしても有名です。難しいがゆえに担ぎ手たちが荒っぽくなり、ところどころで担ぎ手同士の小競り合いが起こり、それが鳥越祭りを彩る華ともなっているようですね。

最近では、毎年SNSなどで、「鳥越祭りがロックすぎる」とちょっとした話題となっています。

祭り前日の午前中には境内に神輿が出されていて、関係者の方々がチェックなどを行なっていました。

浅草橋駅からのルートをご案内!

①JR「浅草橋」駅西口改札を出て左に曲がる。改札口は小さいですが、出る方向を右か左かで間違えないように!

②そして、すぐに右折して、ガード下を道なりに進んでいく。

③2つ目の交差点を左折する。振り返ると、ガード下をくぐる道があります。西口と東口への距離を示す文字も。

④そのまま直進し、信号のある交差点まで歩く。道の両側にはニッポンレンタカーとミニストップがあります。

⑤「浅草橋一・二丁目」と書かれた信号を渡ってさらに直進する。あとはひたすら進むだけになります。

⑥「和食 食楽」を通り過ぎる。道の左手には様々な飲食店がちらほらをあります。この店、美味しそうでした。

⑦信号機のある交差点を渡る。遠くに見える大きな木こそが、鳥越神社の木になります。

⑧そのまま直進して、遠目に見える信号を右折する。写っている「すし栄」も美味しそうでした。

⑨この交差点を渡ってもいいけれど、とりあえずここを右折する。境内入り口はもう少々右側にあるのです。

⑩この交差点を渡れば到着! 向かいに見える鳥居が入口です。

御朱印愛好家からの推し言葉

祭りの前の浮足立った忙しなさにワクワクさせられましたが、
次は、何もない日にフラッと散歩しに訪れたい気持ちにもさせられました。
通常御朱印は縦書きのお書き入れのようなので、
次回はそちらを頂きに参拝してみます。

ね、年中無休のラジオ体操、参加してみたい!(笑)


【データ】
鳥越神社
〒111-0054 東京都台東区鳥越2-4-1

鳥越神社HP

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