【足立区の三人姉妹】第1話 ナスの団子泣き!
我が家の長女であるナスちゃんは、少しだけ変わった思考回路をお持ちなのです。
物事の解釈の仕方やツッコミがズレていてとてつもなく独特、異質(笑)。
日常生活においては面白く、私も大好きな彼女の一面なのですが、ただでさえ得意ではないお勉強においては、かなーり苦労しています。
時間という概念が小3にしていまだに理解できず
小学1年生くらいからですが、時計の学習が始まって、なかなか理解できない子いますよね?? 時間の概念がわからなくて苦労する子。まさに、我が家のナスは、そのタイプです。最近やっとこ、”今週”と”来週”がわかってきたようですよ。
『今を生きる!!!!』タイプのナスには、そういった概念はあまり重要ではないらしく。笑。
さてさて、そんなナスが今、頑張ってやっている(やらされている?)算数のドリル。Z会グレードアップ問題集 算数文章題←これ、良いですよ。
ナスギブアップ問題を、一緒にやっている時のこと。こんな図形の問題でした。
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5あまり1って……パンケーキ7枚あるから7で割るってどんだけ安易なんだ(笑)。
答えを聞いてもまったく理解できていなかったようなので、私はわかりやすいように、図を書いて説明しました。
ママ「こやって、大きい円の直径ぴったりに小さい円が3つ並んでるよね。ほら、お団子を3つ串に刺してパクって食べるとするじゃない? お団子半分に分けると、半径だよね。じゃあ、半径って何個分あるかな??」
ナス「(即答で)5個!」
ママ「ん?? え、ほら、よく見てごらん。数えていいから。いーち、にーって、ほら。何個ある??」
ナス「……5個」
いやいやいやいや、、、ナスちゃん。目が悪くなったか、気でも狂ったか。どー見たって6個じゃないのさ!
だんだんと、イライラしてきてしまう私。
ママ「目ぇ開いてちゃんと数えてごらんよ!! 数も数えられなくなっちゃったの?!」
ナス「わかってるよ!! 数えてるよ! 5個じゃん!」
ママ「は!? 違うよ! いーち、にー、さん、しー、ごー、ろく!! ほら、6個じゃんよ!! バカなの?! ナスなの?!」
ナス「ナスだよ!!!!!」
イラッッ……ママヒートアップ。
ママ「い、いくらナスでもね、数くらい間違えないで数えなさい! 6個でしょ?!」
すると、ナスはわなわなと震えて、涙を一筋光らせながら、
ナス「だって……
ママがお団子パクって食べるっていったじゃない!!!!!!!!」
へ??????
ナス「団子食べたって、言ったじゃない!!!!!!!!!!」
がーーーーーーーん。
そうか、そうなのか、ナス。
団子をパクッと食べたら、ひとくち減るものね。だから5個なのよね。
そりゃそーだ。悪かった。ママが悪かったよ。
団子に例えて悪かったよ。
ナスの脳内では、もう、図形の問題を解いているという事実よりも、団子の話が出てきた時点で、食うか食われるか?! のところに焦点がいってしまったようなのです。
団子、食うか食われるか。
そりゃ好物だもんね。死活問題だ。
そんなやり取りの横で、チョメは静かに、漢字検定の勉強をしていましたとさ。