【パパだって育児したい!】#10 育脳はまだ早い?
【パパだって育児したい!】パパは仕事していればいい、ではなく、パパだって育児したいんですけどぉ! と思いたったパパめがねが、子育てについて自問自答するエッセイ。ふつうのパパが、ふつうにこそだてをしてることが、思った以上にふつうであることが、ふつうにつたわれば、ふつうにうれしいです。
※タイトルの書き方にテコ入れが入った関係で、タイトルとは無関係なイラストから始まる謎仕様です。タイトルが気になってクリックした方は「おまけの話」まで飛ばしてください。本当にすみません。
たまには育児漫画らしく「育児あるある」みたいなネタやろうかな!
と思ったんですけど、よくよく考えてみたら「あるある!」と共感できる友達がいませんでした(夢ならさめて)。
これ、あるある…だよね? ね…? そうだよね…!?
♯10 街中でゆれてる人がいたら…
文・ぱぱめがね イラスト・みやたみく
おまけの話
あると言ったらある!(略して、あるある)
あやすためにカラダを揺らすのがクセになってしまって、普段も気づくと揺れていることが増えました。街角でゆれてるめがねがいたら、もしかしたら子育て中なのかもしれないと思って優しく見守ってください。
ところで全く上とは関係なくなってしまったんですが(無計画)、今月でかんたは3か月になります。
最近は昼夜の区別もついてきたようで、夜中に泣き出すこともずいぶん減って、グッスリ眠ることが増えてきました(その分、昼間はグズるけど)。
とりあえず、生活リズムを覚えさせることには成功したようです。小さなことですが、かんたにとっては大切な一歩です。
育児書『はじめてママ&パパの しつけと育脳』(主婦の友社)によれば、0歳児の「育脳」という意味でも生活リズムをつけさせることは非常に重要な意味があるそうです。
この本では、子供の脳領域を大きく以下の3つに分けて解説しています。
【からだの脳】
生活リズムや空腹・満腹感、触覚、温度調節など、からだがもつ機能をつかさどる領域(0歳で発達をはじめ、5歳で完成)
【おりこうさん脳】
言葉によるコミュニケーション、道具をあつかうなど、人間特有の高度な知的活動をつかさどる領域(1歳ころから発達し、18歳で完成。発達のピークは6~14歳)
【こころの脳】
人の気持ちを理解したり、ルールを守る領域
詳しくは本を読んでいただくとよくわかるのですが、0歳児がまずやるべきは「からだの脳」を育てることだそうです。
「からだの脳」はこどもを健やかに育てる土台のようなものなので、そこをスキップして「おりこうさん脳」や「こころの脳」を育てようとしてもなかなかうまくいかない、というわけです。今、かんたは「からだの脳」を育てている段階です。
育てるというと、何か特別なことをしているように思えるかもしれませんが、そうではありません。
「からだの脳」を育てるために必要なことはとてもシンプルのようです。
・パパやママとふれあい遊びをする
・授乳は空腹になってから
・夜は真っ暗ななかで眠る
・適度に外気温にあてる(お散歩など)
・室内を自由に動き回る
大体これだけだそうです。要は、普通に生活させるってことですね。
あとは少し難しいかもしれませんが、重要なことに
・パパとママが安定している
があるようです。
とはいえ、パパもママも追い詰められてしまうと不安定になることもありますよね。
何を隠そうわたしも「かんたの前ではニコニコしないと!」という強迫観念がすごくて、逆に精神的に追い詰められてしまいました(厄介)。
完璧なパパやママであることに疲れてしまって、心が追い詰められた時は
「あのめがねは、今頃、もっと追い詰められてるだろうから、わたしはまだ大丈夫」と思ってください。
それで楽になるかどうかは、わかりません。