【マンガ&グラレコお悩み相談室】「悪気はないのに怒らせてしまう」
【10万人のお顔を見た似顔絵師がお答え! 漫画&グラレコお悩み相談室】テレビ出演もする似顔絵師・金井香澄は、今まで、10万人以上の人たちのお顔を描いてきました。描く最中に、彼、彼女たちと会話することでたくさんのお悩み相談にものってきました。その経験をいかして、Web上のお悩み相談室をはじめます!
ストレス社会絶世期の現代、人間関係に対する悩みや不満、不安など、誰にでも少なからず抱えている問題があると思います。
そんな悩みを解決するにはどうしたらいいのでしょうか?
さまざまな自己啓発本やコミュ力アップのメソッドがあふれていますが、似顔絵を描くことで直接人と触れ合い、語り合ってきた似顔絵師が、経験談を紹介しつつあなたのお悩みを解決します。
悪気がないのに人を怒らせてしまうため、会話が苦手。
<お悩みNo.4>自分は思ったことは正直に言うのが仲が良い証だったと思い、親しい人にはズバズバと意見を言います。しかし、友人や家族からは、「何でそんな酷を事を言われなくちゃならないんだ!」とキレらることが多々あります。その場で怒ってくれるならまだいい方。人によっては怒ったまま縁を切られることも。この性格を直したいです。
「俺って嘘がつけない毒舌キャラだから」
テレビで活躍されている毒舌キャラの芸能人は、「その場の空気を面白おかしくする」ために暴言的な言葉も使うもの。
しかし、相手が怒ってしまい、その場の空気がとんでもなく悪くなってしまうなら、それはもうテロ行為でしかありません。
人間社会において、「会話」は必要不可欠。
自分の意思をできるだけ正確に伝え、相手の主張を素直に認める。
それができないから社会に適応できない、体は大人でも心は幼稚園児って人間になってしまうのです。
では、どうすれば「大人の会話」ができるようになるのか?
それには、「思いやりフィルター」と「語彙力」が必要不可欠。
相手に対するリスペクトや思いやりがあれば、「お前バカじゃねーの!」なんて言葉が出てくるわけがありません。
親しき仲にも礼儀ありです。
「プレゼントをあげる気持ちで、言葉を選ぶ習慣を身につける」
この言葉をあなたに贈ります。
「それ不味いんじゃない?」を
「塩の方が俺は好き」
「日本の料理じゃないみたい」
「どんな味か想像できないね!」
というように表現のバリエーションがあれば、テロリストのような言葉を選ぶことが避けられます。
語彙力を増やすため、日頃から美しい言葉を使い、決して人の悪口を言わない人物を見習いましょう。
豊かな語彙力は形のない財産。
そういえば先日、美しい女優さんとご結婚されたあの芸人さんは、まさに思いやりに溢れた言葉を話す語彙力の塊。
語彙力は、人格や魅力を引き上げてくれる魔法なのです。
本日のグラレコ
【グラレコとは?】グラフィックレコーディングの略。会議での議論やミーティングの流れをビジュアル化し、参加者と共有する手法のこと。その場にいるメンバーの思考をリアルタイムで視覚的にわかりやすく伝えることができるため、アイデアを出し合う場や会議の内容をまとめることにも役立ちます。本連載では、皆さんの悩みの情報を整理し、視覚化することで、心の整理整頓促につながると考えています。
<お悩み募集!>読者の皆さんからのお悩みを大募集します。仕事での人間関係や家族間でのトラブルなど、コミュニケーションでお悩みの方は、お問い合わせフォームより、どしどし御連絡ください。
金井香澄は似顔絵師としても活動中! 以下の通販ショップで似顔絵お描きしています。