【足立区の三人姉妹】第6話 共学vs女子校
ナスとチョメのキャラが明らかに真逆なのは、以前のエッセイを読んで頂いているうちに、おわかりになるかと思います。つまり、ふたりは、憧れる学校生活も真逆。
テレビで学園ドラマを観ながら、我が家のチーム女子で話していた時、中学校の話になりました。ちなみに、私は小学校から高校まで、エスカレーター式の私立に通っていました。小学校までは共学ですが、中学からは女子校になる学校でしたので、青春時代は女子校を満喫(?)してきました。
どうやらナスもチョメも、”中学受験”したい!という気持ちは共通のよう。ただ、受験したい理由はえらく違います。
共学に行くか、女子校に行くか……
中学受験をしたいという2人に、なぜ行きたいのか聞いてみました。
ナス→地元中学の制服がダサくて嫌。可愛い制服の学校がいい。都心の学校にい行って、帰り道に遊べるところがいい。
お前は中学に何しに行くんだ!?
チョメ→頭のいい人のいるところに行きたい。男子のいない女子校がいい。
もう少し、楽しいことも考えていいんだよ? 笑。
ほんとにこの2人、極端すぎる。笑。
私が女子校だったのを羨ましがるチョメ。「いいなぁ〜ママ、楽しかったでしょ? チョメも絶対、女子校がいい!!」
するとナスが猛反撃。
ナス「おかしいでしょ?! 女子校なんて、楽しいわけないじゃん! ママ、無理しないで本当のことを言ってごらん? 男いなくて、つまらなかったよね?」
だから、お前は何しに中学へ行くんだ!
ママ「うーん、共学に憧れたこともあったけど、今は、あの学校でよかったなって思ってるよ。女子だけだと気遣わないでいいし、部活楽しかったし。」
キラキラした瞳で頷くチョメ。納得のいかないナス。
ナス「いや、ママ、チョメ。よーく聞いて。ナスは絶対に共学。男子がいない学校生活なんて、楽しい出来事起きないもんね。大人になってから、あぁ、、、あの時、男がいればなぁ、共学で、男たちと一緒だったらよかったのにな〜男さえいれば〜!て、後悔することになるもん!!!」
男好きが過ぎるだろ。笑。
ママ「まあ、それはわかったよ。どこの学校かはまた考えるとして、じゃあ、2人とも受験はしたいってことね??」
家計にとっては、重要な確認である。
チョメ「もちろん!」
ナス「うーーーーん。。。それがさ、実は、ちょっと迷ってるんだよねぇ」
お??? そーなのか、ナス。やっぱり、今の友達と離れたくないかも、とか、思い始めたのかな?!
ママ「じゃあ、家の近くの〇〇中学でもいいかなーって思ってるってこと?」
ナス「へ…??? なんで? そうじゃないよ?」
ママ「ん?」
ナス「え? だからナスはさ、〝中学に行くかどうか〟を迷ってるんだよ!」
は???
ナス「だから、〝中学に行くか行かないか〟を迷ってるんだYO!!」
行けよ! 行っとけよ!!!!! そこは、義務教育!!!!!
ボケナスちゃんは、小卒で、一体何をしようとしたのでしょうね。笑
彼女の進路、目が離せません。