【ミナクルわんわん塾】寝起き、食後、遊んだあと! 犬のトイレのしつけは最初が肝心!!
【ミナクルわんわん塾】
犬のようちえん『ミナクル』の園長先生が、〝犬と豊かで充実した毎日をおくる〟をテーマに、犬の習性や犬社会のこと、そのほか様々な犬に関連した知恵を発信するWeb塾です。
犬を飼ったら〝しつけ〟をする。
その考えが少しづつ当たり前になってきています。
犬を飼い始めたら、まずやらなければならないのはトイレの〝しつけ〟。
今回は、トイレのしつけがスムーズに進むためのワンポイントアドバイスをお届けします。
はじめが肝心、トイレトレーニング
トイレのしつけは家に着いた、その瞬間から始まります。
子犬の場合、排泄量が少ないため、失敗しても「可愛いな」ぐらいにしか思いませんが、それこそが失敗のもと。
すぐに可愛い量ではなくなります。
それから慌ててトイレを教えても、もはや手遅れ、後の祭り。
犬は賢い動物です。
失敗を重ねた回数、経験が多ければ多いほど、覚えるまでの距離が遠くなるのです。
逆を言えば成功の回数、経験が多ければ多いほど、覚えるのも早くなるということですね!
我が家に連れて来たその日に起きる間違いとは?
そもそもの間違いは、飼い始めの段階にあります。
きっと、初めて犬を飼われる方は、ケージを用意してその中にトイレと寝床を入れ、水が飲める場所と食事できる場所を確保することでしょう。
さて、皆さんに質問です。
便器の横に布団を敷いて寝られますか?
もちろん、寝られる人もいるでしょうが、極力、便器の横に布団を敷きたくないですよね!?
むしろ、よく考えてみたら、便器の横に寝床というのは刑務所の中と同じ状況……、率先してそんな寝床に行きたいとは思えなくないですか?
犬も同じです。
犬という動物は、元来とてもキレイ好きな動物で、自分が生活するスペースで排泄はしたくないのです。
なので人間同様、トイレのスペースを別で確保してあげることが大切です。
寝床とは別のトイレはどうつくる?
では、さっそく、トイレの準備に取り掛かりましょう。
先にも述べたように、トイレのスペースを作るためには、それだけの空間が必要になります。
とはいえ、そんなに広大なスペースは必要ありません。
排泄をするのに窮屈でないスペースが確保できれば、それで十分です。
あとは、その空間に見合ったケージを用意してください。
そのケージの中が、人間でいうところのトイレルームになります。
※ ※ ※
①トイレルームには、シーツを敷き詰めてあげましょう。
トイレルーム全体が犬にとっての排泄場所です。
人間は脱衣を行ったり手を洗うスペースが必要ですが、それは犬にとって必要なスペースではありませんから。
※ ※ ※
②犬を迎え、家に連れて帰った瞬間にトイレルームがあることが理想です。
外出先から帰ったら排泄したくなるもの。
家に連れて帰ったらすぐにトイレルームに連れて行ってあげましょう。
そのあとは排泄するまで待ってあげてください。
それが成功経験の一回目になるはずです。
※ ※ ※
③排泄したあとはトイレルームから出し、探検するのを見守ってあげましょう。
そのあとも、ことあるごとにトイレルームに連れて行きますが、ここが肝心です。
むやみやたらにトイレルームに閉じ込めると、トイレルームが嫌いになってしまいます。
排泄をしたそうなタイミングをドンピシャリで掴み、そのタイミングでトイレルームに連れて行けると間違いないのですが、正直、そこまでは難しいと思います。
なので、まずは、寝起き、食後、遊んだあと、このタイミングでトイレルームに連れて行きましょう。
そこから少しずつ成功体験を増やしていってください。
☆園長先生からの一言☆
子犬の排泄時間の目安は、月齢±1時間といわれています。
2か月の子犬であれば1~3時間おきに、3か月の子犬であれば2~4時間おきに。
このような時間もひとつの目安として、使えるといいですね!
とにかく排泄のタイミングをしっかり把握して、成功経験を積み重ねれば、頭を抱えることなくトイレのしつけは完了することでしょう。
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