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【ミナクルわんわん塾】インターホンに吠えることは予防できたはずです

【ミナクルわんわん塾】
犬のようちえん『ミナクル』の園長先生が、〝犬と豊かで充実した毎日をおくる〟をテーマに、犬の習性や犬社会のこと、そのほか様々な犬に関連した知恵を発信するWeb塾です。

あなたの愛犬は、インターホンが鳴ってもおとなしくていられますか?

この質問にYesと答えられる人はどれくらいいるでしょう……。

僕の感覚値ですが、1割ぐらいじゃないでしょうか。(※えぇ、編集部のチワワ2頭もものすごい吠えます)

それぐらい、インターホンに吠えてしまう犬は多いものなのです。

インターホン吠えは仕方ないことなのでしょうか?

インターホンが鳴ったときに、犬が吠えてしまうのは仕方がないことでしょうか。

その答えは、No。

吠えないように予防することは、可能なのです。

 

うちには3頭の犬がいます。

どの子もインターホンに吠えることはありません。

吠えない犬種だからではありません。

将来的に吠えることを見越して、吠えないように教えたからです。

それはどういうことなのか。

ここから詳しくお伝えします。

何もしなければインターホンに吠えるようになります

家に子犬を迎え入れてから、すぐにインターホンに吠える犬などほとんどいません。

なぜなら、インターホンが鳴ると何が起こるのかを理解していないからです。

しかし、何か月間か経過すると、インターホンが鳴ったら誰かが来ることを理解します。

その誰かとは家族以外のことがほとんどでしょう。

家族が家に帰るときにインターホンを鳴らすことは少ないですからね。

要するに、と犬は学習していきます。

『インターホン=知らない人が来る』

また、子犬のうちは警戒心は低いものです。

知らない人に対しても警戒することはほとんどありません。

しかし、成長と共に必ず警戒心は高くなります。

これは脳科学的に実証されていることなのです。

インターホン=知らない人=警戒すべき

成長する過程で、上記のような図式が成り立つと吠えるようになるのはごく自然なことです。

最初は唸ったり、『ワフッワフッ』と小さく吠えるだけかもしれませんが、これを放っておくと『ワンワンワン!』と会話ができないくらい吠えるようになるのが犬なのです。

 

また、厄介なのがこのあとの学習です。

先ほどの図式には続きがあります。

インターホン=知らない人=警戒すべき=吠える→ 来客が帰る

もちろん、すべての来客がすぐ帰るわけではありませんが、インターホンを鳴らす人の多くは宅配などの業者さんだと思います。

玄関先で対応し、用が済めば帰っていきます。

業者さんはただ仕事が終わって帰っているだけですが、犬からすれば警戒すべき対象(知らない人)に吠えたことで自分が追い払ったと学習します。

この経験を積めば積むほど、吠えることに自信を持ち、来客が帰るまで吠え続けるようになってしまうのです。

園長先生からの一言

インターホン吠えを放っておくと、まさに負のスパイラルに陥ってしまいます。
この連鎖を途中で断ち切るのいは、そう簡単ではありません。
ですので、そもそもインターホン吠えしないような事前予防が必要となってきます。
それについては、また次回、お話しようと思います。


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